虎は日本には生息しないものの、文献などでその存在は古くから知られてきました。
武家に好まれるようになり、室町時代後期以降、絵画や彫刻などに描かれることも多くなりましたが、実際に見ることができる動物ではなかったため、猫をモデルに描いたりしていたようです。
語呂合わせがよいことから「龍虎」「竹に虎」などの組み合わせが好まれました。また、竹を近くに描くことで、猫ではなく虎であることを示すものにもなってきました。
また言葉の中にも「虎の子(=大切な物の同義語)」「虎の巻(=兵法の秘伝を記した巻のこと)」などといったものがあり、近くに生息していなくても身近な動物です。
大きさは大きすぎず、重さも標準的で、標準的な刀の長さ・重さにおすすめの一枚です。