兼則は濃州関の刀工、美濃の刀工集団・関七流のなかでは、かの孫六兼元と同じ三阿弥派にあたります。
時代は孫六兼元より50年位あと、天正頃の兼則であろうとNPO日本刀剣保存会によって極められています。
三阿弥派で兼則を名乗る刀工はこののち越後に移ったことがわかっています。本刀の兼則がその越後に移った兼則なのかもしれません。
化粧研ぎによって直刃調に仕上げられていますが、特に物打ちから先が尖り互の目となっております。
少し研ぎ減りがあるものの地鉄も見どころがあります。
鑑定書付きで「初めての一振」におすすめしたい一振です。
長さ |
39.2cm(1尺2寸9分) |
反り |
0.8cm(3分) |
目釘穴 |
1個 |
元幅 |
31.5mm |
元重 |
7.0mm |
先幅 |
-mm |
先重 |
-mm |
形態 |
平造 庵棟 |
地鉄 |
板目流れる |
刃文 |
尖り互の目 |
鋩子 |
乱れ込み掃けて返る |
中茎 |
– |
彫刻 |
樋有 |
時代 |
天正頃(安土桃山時代・1580年頃) |
国 |
美濃(岐阜県) |
鑑定書 |
NPO日本刀剣保存会 |
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