“小島兼時刀匠(本名:小島庸輔)は岐阜県関市在住。昭和54年(1979年)生。平成14年に父、小島兼道に入門。平成17年度の「美術刀剣類刀匠技術保存研修会」を受講・修了し、刀匠名は祖父が名乗った「兼時」を継承。以後、志津写しや三本杉狙いの作品を追求しており、特にここ数年は美濃伝を極めるべく取り組んでいらっしゃいます。
日本刀匠総帥・渡辺兼永が塾長を務めた「日本刀伝習所」(のちの「日本刀鍛錬塾」)の流れを汲む刀工で、昭和の戦前・戦中の鍛冶國工、小島兼道から直系でつながる刀工です。現在の関鍛冶の中でも若手の一角を担う刀匠でもあります。
この一振は平成20年(2008年)年に居合用の新作刀として作成していただき、当社にて樋彫や拵製作などを整えました。
その後の持ち主様により目釘穴が2つに変更されておりますが、現在も刀身はバランスよく、音鳴りよく、整えられております。
自信を持っておすすめ出来る一振に仕上がっております。
長さ |
74.6cm(2尺4寸6分) |
反り |
1.7cm(6分) |
目釘穴 |
2個 |
元幅 |
32.6mm |
元重 |
7.0mm |
先幅 |
23.8mm |
先重 |
4.6mm |
形態 |
鎬造 庵棟 |
地鉄 |
小板目よく詰む |
刃文 |
箱がかった腰開きの互の目 |
鋩子 |
乱れ込み焼詰 |
中茎 |
生ぶ |
彫刻 |
樋有 |
時代 |
現代(平成20年・2008年) |
国 |
岐阜県 |
外装 |
正絹黒捻り巻/黒叩鞘 |
鍔 |
鉄地忠時菊透 |
縁金具 |
牡丹(丸) |
目貫 |
牡丹菊 |
鞘を払ったときの重さ |
950g |
柄の長さ |
8寸5分 |
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