四郎國治刀匠(本名:小宮國治)は福岡県大牟田市の刀匠。昭和4年(1929年)生。昭和16年4月より昭和の大業物と言われた父(四郎國光)の下で作刀を開始。父の技術を受け継ぐと同時に三池典太光世の作刀を理想として目指し続けている。昭和54年に新作刀展初入選を果たし、以後連続出品(努力賞1回)。
また、小宮一家は天明6年(1786年)創業の筑後柳川藩立花家のお抱え鍛冶、四郎国光の家柄でもある。四郎国光一門は平安時代後期に活躍し、天下五剣の名物で前田利家重宝の国宝「大典太光世」や、重要文化財で家康の愛刀「ソハヤノツルキウツスナリ」を作った三池典太光世の作刀を理想として掲げています。
この一振は平成29年(2017年)に居合用の新作刀として作成していただき、当社にて樋彫や拵製作などを整えました。刀身はバランスよく、音鳴りよく、金具類も新しいもので揃えてあります。 自信を持っておすすめ出来る一振に仕上がっております。
(國治刀匠は令和二年惜しまれつつ逝去されました。)
長さ |
72.7㎝(2尺4寸0分) |
反り |
1.7㎝(5分6厘) |
目釘穴 |
1個 |
元幅 |
33.0㎜ |
元重 |
6.5㎜ |
先幅 |
25.0㎜ |
先重 |
4.0㎜ |
形態 |
鎬造、庵棟 |
地鉄 |
板目 |
刃文 |
互の目 |
鋩子 |
乱れ込み返る |
中茎 |
生ぶ |
彫刻 |
表裏棒樋を区下に掻き流し |
時代 |
現代 |
国 |
福岡県 |
外装 |
正絹黒捻り巻/黒刷毛目縦塗鞘 |
鍔 |
鉄地銀古美鍍金透し波鯉 |
縁金具 |
銀地鯉 |
目貫 |
銀地鯉 |
鞘を払ったときの重さ |
930g |
柄の長さ |
8寸2分 |
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