四郎國忠刀匠(本名:小宮 陽気光)は福岡県大牟田市在住。昭和29年(1954年)生。昭和47年3月より昭和の大業物と言われた祖父(四郎 國光)の下で作刀を開始。祖父や父(四郎國治)の技術を受け継ぐと同時に相州伝の作風に挑んでいます。平成4年に新作刀展初入選を果たし、以後連続出品。
また、小宮一家は天明6年(1786年)創業の筑後柳川藩立花家のお抱え鍛冶、四郎国光の家柄でもあります。四郎国光一門は平安時代後期に活躍し、天下五剣の名物で前田利家重宝の国宝「大典太光世」や、重要文化財で家康の愛刀「ソハヤノツルキウツスナリ」を作った三池典太光世の作刀を理想として掲げています。
この一振は平成29年(2017年)に居合用の新作刀として作成していただき、当社にて樋彫や拵製作などを整えました。刀身はバランスよく、音鳴りよく、金具類も新しいもので揃えてあります。
自信を持っておすすめ出来る一振に仕上がっております。
長さ |
72.7㎝(2尺4寸0分) |
反り |
1.6㎝(5分2厘) |
目釘穴 |
1個 |
元幅 |
32.5㎜ |
元重 |
6.0㎜ |
先幅 |
24.0㎜ |
先重 |
4.5㎜ |
形態 |
鎬造、庵棟 |
地鉄 |
板目 |
刃文 |
互の目 |
鋩子 |
乱れ込み返る |
中茎 |
生ぶ |
彫刻 |
表裏棒樋を区下に掻き流し |
時代 |
現代 |
国 |
福岡県 |
外装 |
正絹黒捻り巻/黒刷毛目縦塗鞘 |
鍔 |
鉄地銀古美鍍金雨龍 |
縁金具 |
銀地雨龍 |
目貫 |
銀地雨龍 |
鞘を払ったときの重さ |
930g |
柄の長さ |
8寸2分 |
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