四郎 國光 刀匠(本名:小宮 早陽光)は福岡県大牟田市在住。昭和34年(1959年)生。昭和53年4月より昭和の大業物と言われた祖父(四郎 國光)の下で作刀を開始。祖父や父(四郎 國治)の技術を受け継ぐと同時に伝統的な作風へ挑戦を続け、備前の福岡一文字の華やかな刀造りに挑んでいます。平成4年に新作刀展初入選を果たし、以後連続出品。今までに優秀賞を4回、努力賞を5回受賞。近年では平成29年度「新作名刀展」では太刀で日本美術刀剣保存協会会長賞を受賞、平成30年度「現代刀職展」においては、太刀で薫山賞を受賞しています。
また、小宮一家は天明6年(1786年)創業の筑後柳川藩立花家のお抱え鍛冶、四郎国光の家柄でもあります。四郎国光一門は平安時代後期に活躍し、天下五剣の名物で前田利家重宝の国宝「大典太光世」や、重要文化財で家康の愛刀「ソハヤノツルキウツスナリ」を作った三池典太光世の作刀を理想として掲げています。
この一振は令和5年(2023年)年に居合用の新作刀として作成していただき、当社にて樋彫や拵製作などを整えました。刀身はバランスよく、音鳴りよく、金具類も新しいもので揃えてあります。
自信を持っておすすめ出来る一振に仕上がっております。
長さ |
71.2cm(2尺3寸5分) |
反り |
1.7cm(6分) |
目釘穴 |
1個 |
元幅 |
31.7mm |
元重 |
6.7mm |
先幅 |
23.0mm |
先重 |
4.5mm |
形態 |
鎬造 庵棟 |
地鉄 |
板目よく詰む |
刃文 |
小互の目乱れ |
鋩子 |
乱れ込み小丸に返る |
中茎 |
生ぶ |
彫刻 |
樋有 |
時代 |
現代(令和) |
国 |
福岡県 |
外装 |
正絹鉄紺捻り巻/黒刷毛目(縦)鞘 |
鍔 |
竹虎透かし(銀古美鍍金) |
縁金具 |
竹の図 |
目貫 |
笹 |
鞘を払ったときの重さ |
860g |
柄の長さ |
8寸2分 |
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