大和国の包氏と言う刀工が美濃国に移住し、その一族が刀工集団を形成していきました。
室町時代の後半に、兼則 と銘を切る刀工が美濃国から越前国こと、現在の福井県に移住し、ここで代々刀剣を鍛えました。
出品の作品は、数代後の江戸時代の正徳頃の兼則と思われ、刃長2尺3寸4分、反り5分、樋彫り有りで、居合いの演武の稽古にちょうど良い重さです。
また、居合だけでなく観賞用としてもお薦めです。
長さ |
71.2㎝(2尺3寸5分) |
反り |
1.5㎝(5分) |
目釘穴 |
1個 |
元幅 |
30.0㎜ |
元重 |
6.2㎜ |
先幅 |
20.0㎜ |
先重 |
5.0㎜ |
形態 |
鎬造、庵棟 |
地鉄 |
板目 |
刃文 |
中焼巾の尖り小互の目乱れ |
鋩子 |
直ぐ調に小丸返る |
中茎 |
生ぶ |
彫刻 |
表裏棒樋を中茎下まで掻き通し |
時代 |
正徳(江戸中期) |
国 |
越前(福井) |
鑑定書 |
NPO日本刀剣保存会 |
外装 |
正絹黒捻り巻/黒呂塗鞘 |
鍔 |
鉄地車輪図透し |
縁金具 |
素銅地巾着図 |
目貫 |
素銅地猪図 |
鞘を払ったときの重さ |
795g |
柄の長さ |
8寸0分 |
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