
江戸時代の初期、近江国こと、現在の滋賀県の長浜市付近の下坂村から、刀工が越前国現在の福井県に移住して栄えた一派を越前下坂派と呼んで分類されています。
下坂宗房の子が、長三郎と言われ、後に宗次と銘を切り、京都に出向いて後に宗道と改名しました。
表題の作品は、2尺5寸程度の大刀を江戸時代に2尺3寸3分の定寸に仕立て直した無銘の御刀で、近年の鑑定で 上総守宗道 と極められた作品です。
刀身に樋彫りも施されていて、居合刀をお探しの御方に鑑定書も附属していてお薦めの作品です。
長さ |
69.8㎝(2尺3寸0分) |
反り |
1.2㎝(4分) |
目釘穴 |
2個 |
元幅 |
30.0㎜ |
元重 |
6.2㎜ |
先幅 |
20.0㎜ |
先重 |
4.0㎜ |
形態 |
鎬造、庵棟 |
地鉄 |
柾目肌 |
刃文 |
互の目乱れ |
鋩子 |
乱れ込み掃きかけ中丸に返る |
中茎 |
磨上 |
彫刻 |
表裏棒樋を区下に掻き流し |
時代 |
江戸時代前期 |
国 |
越前(福井県) |
鑑定書 |
日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書 |
上記以外の内容をお知りになりたい方は、お問合せ番号「A23076262」を添えてお気軽にお問い合わせフォームよりお問合せください。