「末関」は戦国時代の美濃国関鍛冶の総称です。
戦国時代の美濃は長く戦乱が続き、それを背景として刀鍛冶が多く活躍しました。兼定・兼元・兼房などが特に有名ですが、それ以外にも多くの刀鍛冶がおり、また地理的に近いところで作刀していたことからそれぞれに交流して作風が近くなり、個人の名前がわからないものもたくさんあります。
こちらの短刀は研ぎ減りは見られますが、匂口の締まった刃文、地蔵風の鋩子、白け映りなど、末関の刀の掟通りの特徴を備えています。
日本美術刀剣保存協会の鑑定書も付属しており、手ごろな価格でもあります。
初めての一振をお探しの方におすすめの一振です。
長さ |
29.7㎝(0尺9寸8分) |
反り |
0.2㎝ |
目釘穴 |
2個 |
元幅 |
24.0㎜ |
元重 |
4.8㎜ |
先幅 |
– |
先重 |
– |
形態 |
平造、庵棟 |
地鉄 |
板目に肌交じる |
刃文 |
互の目湾れ |
鋩子 |
湾れ込み地蔵に返る |
中茎 |
生ぶ |
彫刻 |
樋無し |
時代 |
室町時代末期 |
国 |
美濃(岐阜県) |
鑑定書 |
日本美術刀剣保存協会(保存刀剣) |
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