根曳松飾(ねびきのまつかざり)とは正月飾りの「門松」の原型と言われます。
古くから正月最初の子の日には「小松引き」といって小さな松の木を根元から引いて持ち帰るという貴族の遊びがあり、この持ち帰った「子の日の松」に長寿を祈願して飾ったのが始まりとされています。
作者は後藤悦乗と極められています。
悦乗を名乗る金工師には装剣小道具で最も著名な名流後藤本家の九代程乗の子で、加州金工群の中心にいた後藤悦乗と、豊臣家の五三桐「徳乗桐」を考案したといわれる五代徳乗の弟の三代後の後藤悦乗がいます。
どちらの後藤悦乗であるかは古来、混同されることが多く、またどちらの後藤悦乗の時代も後藤本家は関西、もしくは関西の影響を受ける地域に住んでいたため、意匠から判断することも難しいです。
状態は比較的良好で、鑑定書もついているおすすめのお品物です。
小柄 |
赤銅魚々子地高彫金色絵 |
寸法 |
– |
笄 |
赤銅魚々子地高彫金色絵 |
寸法 |
– |
目貫 |
赤銅地容彫金銀色絵 |
表寸法 |
40.3 x 13.0㎜ |
裏寸法 |
39.2 x 13.8㎜ |
鑑定書 |
日本美術刀剣保存協会 保存刀装具鑑定書 |
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