表目貫の箒を背後にする人物が拾得(じっとく)、裏目貫の巻物を背後にする人物が寒山(かんざん)。よくある見た目とは違う、唐子に見立てた姿で描かれています。
中国、唐の時代に天台山に住んでいたという寒山と拾得はどちらも禅僧。別人なのですが緊密の間柄であったため「寒山拾得」と一人の人の名前のように呼ばれます。
この二人の物語は数多くあることもあり、古くから好画題としてしばしばみられます。また、寒山は文殊菩薩、拾得は普賢菩薩の化身であるとも伝えられています。
江戸時代中期以降に作られたものと考えられます。
表 |
縦 |
17.2㎜ |
横 |
38.0㎜ |
厚み |
7.4㎜ |
裏 |
縦 |
17.7㎜ |
横 |
35.0㎜ |
厚み |
7.2㎜ |
素材 |
赤銅地金色絵 |
桐箱は付属しません
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