肥後の金工・志水甚五のものを写した、肥後鍔らしい土手耳が目を引く一枚です。
細川三斎お抱えの金工師たち、肥後金工四主流の内で唯一、三斎の死後も八代城近くに住み続けたのが志水一派です。写しということもあり、技量はやや劣りますが、侘びが感じられる存在感です。
真ん中の茎孔の下にある、二つの孔は「腕貫孔」。腕貫緒という、柄を握った時に手から離れないようにとりつける革緒を鍔に通すための孔です。
薄い鍔ですが、大きさは大きいので、重さが気になる長めの刀におすすめです。
素材 |
鉄 |
重さ |
125g |
縦 |
84.0㎜ |
横 |
79.0㎜ |
耳厚 |
2.0㎜ |
切羽厚 |
3.5㎜ |
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