雨龍は龍の雛のこと。表の2匹は阿吽の表情、裏の1匹はおすまし顔です。
紀元前8世紀に書かれた中国の書物「易経」に「雲從龍 風從虎(雲は龍に従い風は虎に従う)」とあり、似た性質を持った者どうしがお互いに求め合うこと、優れたな君主のもとには優れた臣下が現れるということの例えになっています。
この鍔に描かれている雨龍は雛であるにも関わらず、背後に雲を従えていることから、王者の片りんを覗かせている様子を表しています。
鍔はやや大きめで重さもしっかりあります。仕組むなら長めの御刀がおすすめですが、恐らく江戸時代後期に作られて以来、全く使用された様子がありませんので、観賞用にもおすすめです。
素材 |
鉄地金色絵 |
重さ |
130g |
縦 |
83.0㎜ |
横 |
77.0㎜ |
耳厚 |
3.0㎜ |
切羽厚 |
4.5㎜ |
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