赤坂鍔の破扇透を現代に写した一枚。
江戸時代前期の寛永(1624~44年)頃に、江戸赤坂へ初代と二代の忠正、三代忠虎らが移り住んで鍔を製作し始めたのが赤坂鍔の起こりです。
忠正たちには雁金屋彦兵衛という鍔商人が背後におり、この彦兵衛という人物が出来の悪い鍔を流通させないようにしたことから、赤坂鍔は評判が上がり、江戸土産としても大変重宝されました。
この鍔に描かれているのは破れ扇。華やかな扇が使いこまれて破れた様子に風流を感じて作られた意匠です。本歌は少なくとも江戸時代後期まで遡ることが可能です。
やや難解な意匠を読み解きながら製作されたのが伝わる一枚です。やや小ぶりで短めの御刀やわきざしにもおすすめです。
素材 |
鉄 |
重さ |
97g |
縦 |
76.0㎜ |
横 |
75.5㎜ |
耳厚 |
4.0㎜ |
切羽厚 |
4.0㎜ |
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