長州は他藩への輸出品として鍔を作らせていたことから、多くの鍔が作られ、また現代まで残っています。
友次を名乗る鐔工も一人ではなく、中でも岡本藤左衛門友次が最も名前を知られていますが、その友次とは作風が違うため、別人であると思われます。
万年青(おもと)は日本での栽培の歴史が四百年以上あるともいわれ、古くは徳川家康が江戸城へ入る時、家臣の中に万年青を献上したものがいるとも伝えられています。
特に江戸時代中期以降には庶民の中でも栽培されるようになり、「芸」と呼ばれる葉の状態や姿、柄などの特徴をさす用語が出来ていきました。
秋に赤色の実がつくのが美しく、長谷川等伯による智積院襖絵などにも実のついた万年青が描かれています。
やや重めですが武道用の拵えに仕組めないほどの大きさ・重さではありません。
素材 |
鉄地金色絵 |
重さ |
141g |
縦 |
77.0㎜ |
横 |
73.0㎜ |
耳厚 |
4.0㎜ |
切羽厚 |
6.0㎜ |
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