刀装具にはよく蟹が出てきます。蟹といえば甲羅、そこからしばしば描かれることになるいくつかの理由があります。
甲といえば十干の順序の一番目。十干は古代中国で生まれた、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10の要素の順列をいいます。今でいう数字のような使われ方をしてきました。
そのため「一番」を意味するものとして、蟹が描かれました。
また長寿の願いも込められています。
干支(十干十二支)が一巡し誕生年の干支に還ることを還暦といいます。ここでも十干の一番始めが甲であることから、還暦を意味するものとして蟹が描かれ、同時に長寿の願いが込められています。
拵えに仕組むにはやや重めです。観賞用の拵えなどにおすすめです。
素材 |
鉄地四分一象嵌金色絵 |
重さ |
161g |
縦 |
86.0㎜ |
横 |
80.0㎜ |
耳厚 |
3.7㎜ |
切羽厚 |
5.0㎜ |
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