糸を紡ぐために使う、糸車。この鍔はそれに似ているので糸車図としました。
ただし、蜘蛛の巣のようにも見えます。
実は「糸」という共通点がある「糸車」と「蜘蛛」は、それぞれがお互いに、それを意味する物として描かれることが良くあります。
もし、この鍔を拵(外装)に使うのであれば、目貫や縁で「蝶」を選んだら、それは蜘蛛の糸にからめとられる前の蝶であり、やがて華やかな織物に描かれる蝶を意味する、とするのも面白い組み合わせです。
大きさは小ぶりで重さも軽めです。表面の切羽台に傷がありますが、極めて表面的なもので、強度に影響があるとは考えにくいものです。
わきざしの拵におすすめの一枚です。
素材 |
鉄 |
重さ |
88g |
縦 |
74.0mm |
横 |
70.5mm |
耳厚 |
4.0mm |
切羽厚 |
4.0mm |
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