甲冑師鍔の「八幡大菩𦬇図透」を写した一枚。
八幡大菩𦬇は「八幡大菩薩」のこと。「𦬇」はカタカナの「サ」を重ねたように見えるので「ササボサツ」とも呼ばれます。
本歌と比較しますと、上部から半時計周りに彫られた「八幡大菩𦬇」の文字が文字として認識されていないような印象があります。
日本の現在の就学率はほぼ100%、19世紀末(明治30年頃)の就学率はおよそ80%ともいわれていますので、もしこの鍔の作者が漢字の読めない人であったなら、江戸時代後期などに作られたものかもしれません。
大きさは標準的で重さも標準的です。
御刀の長さを選ばず、仕組む鍔としてもおすすめです。
素材 |
鉄 |
重さ |
90g |
縦 |
79.5㎜ |
横 |
79.5㎜ |
耳厚 |
4.5㎜ |
切羽台厚 |
4.0㎜ |
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