やや太めの耳に洗練された意匠。赤坂鍔の特徴が良く出ている一枚です。
京で鍔の商いをしていた雁金屋彦兵衛が、初代・二代の忠正、三代正虎を連れて江戸へ移住し、鍔の製作販売を始めたのが赤坂鍔の始まりと言われます。
彦兵衛は出来の拙いものは捨て、良作のみ流通させたので、赤坂鍔の名声は上がり、江戸土産としてももてはやされました。
この鍔は無銘で詳細は不明ですが、意匠や技巧などからやや時代は下がるものと考えられます。
軽めで大きすぎない一枚ですので、短めの御刀に仕組むのもおすすめです。
素材 |
鉄 |
重さ |
96g |
縦 |
78.8㎜ |
横 |
77.0㎜ |
耳厚 |
5.44㎜ |
切羽台厚 |
5.1㎜ |
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