無銘ですが日本美術刀剣保存協会によって「肥前」と極められた一枚。
肥前は現在の佐賀県と長崎県にあたり、特に長崎は鎖国時代にも外国に開かれていたことから、和洋の文化が混ざり合う特徴があります。
その特徴は鍔にも表れており、他国の鍔には見られないような、また、南蛮鍔ほど異国的ではない意匠が描かれることが多くありました。
三重にめぐらされた縄を耳とし、櫃孔は松皮菱と雪輪をあわせたような意匠。和洋が上手く混ざり合った面白い一枚です。
大きさは大きすぎず、重めというほどではない重さです。仕組む御刀を選ばない一枚です。
素材等 |
丸型鉄地肉彫地透 丸耳 |
重さ |
121g |
縦 |
79.0㎜ |
横 |
78.0㎜ |
耳厚 |
5.7㎜ |
切羽台厚 |
5.2㎜ |
鑑定書 |
日本美術刀剣保存協会 保存刀装具鑑定書 |
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