長州は藩の政策として鍔を輸出していたことから、長州の鍔はとても多く、日本で一番といわれるくらい作品が残っています。多くの在銘の作品が残ることから、多くの鐔工の名前がわかっており、中井・河治を筆頭に岡田・岡本・金子・中原・藤井・井上・八道の諸家が特に有名です。
八道作之進は友久とも名乗り、系図が残らないため代は不明ですが、江戸時代中期・享保頃(1716~36年頃)の人と推測されています。
この鍔に見られるような真円(まん丸)でやや薄手の板鍔というのは、享保頃の長州鍔の特徴に一致します。
程よい大きさと重さで、居合にお使いになる御刀に仕組むのもおすすめです。
素材 |
鉄地阿弥陀鑢地 |
重さ |
102g |
縦 |
78.0㎜ |
横 |
76.5㎜ |
耳厚 |
3.7㎜ |
切羽台厚 |
3.8㎜ |
鑑定書 |
日本美術刀剣保存協会 特別貴重小道具認定書 |
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