2枚の菊の葉を組み合わせて透かし彫をした一枚。
作者の友賢についての詳細は不明ですが、鍔の様子から嘉永以降(1848年以降)のものと推察されます。
長州は藩の政策として鍔を輸出していたことから、長州の鍔はとても多く、日本で一番といわれるくらい作品が残っています。中でも透かし鍔は江戸時代に武州伊藤派の影響を受けたともいわれ、この鍔も伊藤派のような柔らかな雰囲気があります。
やや小ぶりで軽めの鍔ですので、わきざしなどにもおすすめです。
素材など |
鉄地変形肉彫地透 |
重さ |
86g |
縦 |
72.2㎜ |
横 |
68.8㎜ |
耳厚 |
5.0㎜ |
切羽台厚 |
4.8㎜ |
鑑定書 |
日本美術刀剣保存協会 特別貴重小道具認定書 |
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