銘にある武州住正方は伊藤氏の出身。はじめ源次郎と名乗りのちに甚右衛門といいました。正恒の跡を継ぎ、伊藤家の二代目となりました。江戸時代中期の江戸神田新白銀町の人です。
武州住正方、武州住伊藤正方、江戸神田住伊藤甚右衛門正方と銘を彫ります。蘭花や笹竹など草木類を肉彫にした鍔が多く巧手と評されます。
描かれている蘭の花の形が、今、一般的によく見る蘭の花の形とは少し違います。これは富貴蘭などの日本原産の蘭の花の形を描いているためです。
かなり小ぶりで軽いので、仕組むのであれば、わきざしにおすすめです。
素材 |
鉄 |
重さ |
75g |
縦 |
70.5㎜ |
横 |
68.5㎜ |
耳厚 |
3.2㎜ |
切羽台厚 |
4.5㎜ |
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