わきざし用にと作られたやや小ぶりの大きさに、水墨画で見たことがあるような風景がギュッと詰め込まれています。
銘は「長州萩住友清作」、江戸時代中期にあたる元禄頃(1700年頃)から活躍していた、長門国(現在の山口県)の鐔工で、享保7年(1722年)に家督を相続したという、八道家の友清の手によるものと思われます。
旅の果てに辿り着いた楼閣なのでしょうか、その壮大さに思わず感嘆の溜息が出てしまった。表面左下に小さく描かれた旅人の姿には、そんな様子が見てとれます。
細かく作り込まれて見事、大きさも重さも使いやすいものですが、武道などでお使いになる鍔としては手触りが痛く感じられるかもしれません。
観賞用としておすすめします。
素材 |
鉄磨地 |
重さ |
90g |
縦 |
68.0㎜ |
横 |
62.2㎜ |
耳厚 |
3.8㎜ |
切羽台厚 |
3.8㎜ |
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