平安城鍔の雰囲気を持つ、現代鍔です。
沢瀉(おもだか)は奈良時代から文様として多くの工芸品に描かれてきました。
また
1)葉の形がヤジリ(弓矢の矢の先の、突き刺さる部分)に似ていること
2)「将軍草」「勝軍草」という別名があること
3)根が薬草として使用できる
などの理由から武家の家紋としても多く使用され、十大家紋のひとつともなっています。
この鍔には沢瀉が大きく描かれていますが、その配置が五三桐(織田信長や足利尊氏が天皇に下賜された家紋)を大きく配した物によく似ています。偶然なのか必然なのかはわかりませんが、興味深い意匠です。
なお、オモダカの変種である「クワイ」はその見た目から「芽が出る」ことを表す縁起物として、今もおせち料理などに利用されています。
素材 |
鉄 |
重さ |
100g |
縦 |
82.5㎜ |
横 |
80㎜ |
耳厚 |
4.0㎜ |
上記以外の内容をお知りになりたい方は、お問合せ番号「AT388」を添えてお気軽にお問い合わせフォームよりお問合せください。