とても長い銘を持つ一振です。
表銘の「昭和十八年召サレテ再磨上記之 元銘直勝二尺五寸五分 明治卅七年応召時磨上」は
・元々の銘が「直勝」で2尺5寸5分(77.3㎝程度)あった
・明治37年(1904年)に召集に応じて軍隊に入ったときに刀身を短くした
・昭和18年(1943年)に召集に応じて軍隊に入ったときに刀身を更に短くしたことを記録した
ということを文字で今に伝えています。
また裏銘の「男幸夫 石井幸太郎」は
石井幸太郎の息子、幸夫
という意味になります。
20世紀前半の資料としても貴重な一振りです。
長さ |
65.1㎝(2尺1寸5分) |
反り |
0.9㎝(3分) |
目釘穴 |
3個 |
元幅 |
33.0㎜ |
元重 |
7.0㎜ |
先幅 |
22.5㎜ |
先重 |
5.0㎜ |
形態 |
鎬造、庵棟 |
地鉄 |
板目錬れて詰む |
刃文 |
互の目丁子 |
鋩子 |
直ぐに入り小丸に返る |
中茎 |
磨上 |
彫刻 |
樋無し |
時代 |
明治時代 |
国 |
武蔵(東京都) |
鑑定書 |
日本美術刀剣保存協会 貴重刀剣認定書、特別貴重小道具認定書) |
外装 |
正絹金茶摘み巻/黒呂塗鞘 |
鍔 |
鉄地文字透 |
縁金具 |
赤銅鯉滝登り図(金色絵)高彫 |
目貫 |
– |
鞘を払ったときの重さ |
1020g |
柄の長さ |
7寸8分 |
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