『居合は危急に遭っても、慌てず、的確に対処して敵を退けるのが本来である。それを刀の操作を通じて勝つ形を学び、稽古を重ねるなかで確かな業として身につけていくのである。しかし究極は、業を遣うことなく敵と対話し、相和するところにある。すなわち相手を慮る心であり、相手の拠って来るところ、更には習慣、環境、宗教観、そういったものにまで思いを致すのである。』初伝 大森流「はじめに」より
写真での解説を中心に、一つ一つの業を「容義」「動作」「ポイント」とに分けて解説。必携の一冊です。
(雑誌「剣道日本」平成25年5月号から平成29年3月号まで連載された「道理を愉しむ居合道講座 古流編」を再編集)
※分売不可
著/石堂倭文
2017年5月20日 初版 発行/スキージャーナル株式会社
一巻 初伝 大森流(正座の部)
はじめに
01礼法
02礼法
一本目 初発刀
二本目 左刀
三本目 右刀
四本目 当刀
五本目 陰陽進退
六本目 流刀
七本目 順刀
八本目 逆刀
九本目 勢中刀
十本目 虎乱刀
十一本目 陰陽進退替業(逆手陰陽進退)
十二本目 抜刀(抜打)
二巻 中伝 長谷川英信流(立膝の部)
はじめに
一本目 横雲
二本目 虎一足
三本目 稲妻
四本目 浮雲
五本目 山下風(おろし)
六本目 岩波
七本目 鱗返
八本目 浪返
九本目 滝落
十本目 抜打
早抜の部
三巻 奥伝 奥居合
はじめに
【居業(座業)】
一本目 霞
二本目 脛囲
三本目 四方切
四本目 戸詰
五本目 戸脇
六本目 棚下
七本目 両詰(向詰)
八本目 虎走
【立業】
一本目 行連
二本目 連達
三本目 惣捲
四本目 総留
五本目 信夫
六本目 行違
七本目 袖摺返
八本目 門入
九本目 壁添
十本目 受流
十一本目 暇乞(一)(二)(三)