室町時代、伊勢の国の刀工です。正宗の弟子などとも言われますが、時代が離れすぎており、それはありえないと思われます。
妖刀としてあまりにも有名で、徳川家に不吉とされ、銘を改竄されることもあったそうです。ところが、徳川幕府を崇るとのいわれが幸い(?)してか、逆に幕末には勤皇の志士の間で大人気になったそうです。
弊社の「勢州村正」は、村正独特の「箱乱れ」の刃文で仕上げ、密教で使われる「梵字」を配した鍔、そして、あたかも徳川の葵の御紋を「散解させた」様な葵唐草の金具で仕立ててあります。
宗教色の強い摩利支天の目貫を用い、妖刀ならではの雰囲気を再現しています。
刀身 |
長さ2尺3寸7分 厚口刀身 |
刃文 |
HM-E 村正写し |
ハバキ |
真鍮無地 |
鍔 |
T-46 梵字(鉄) |
柄色 |
TS-07 正絹灰鉄紺 |
金具 |
KY-84 葵唐草(真鍮古美) |
目貫 |
MY-51 摩利支天(真鍮古美) |
鞘色 |
SY-02 黒石目 |
※1 受注生産品です。製作期間は2か月程度です。
※2 柄は糸が緩みにくいよう一部糊付けするため、糸色によって少し染みが出る場合がございます。
観賞用としてお作りしておりますが、居合などの武道でお使い頂いても問題ない強度はあります。
刀身の長さを変更するなど、上記仕様以外のカスタマイズをご希望の方はお問い合わせフォームよりお知らせください。