居合道奉納演武を行いました【郡上藩凌霜隊慰霊祭】
2021.07.297月28日、岐阜県郡上市において郡上藩凌霜隊の慰霊祭が行われました。
「凌霜隊(りょうそうたい)」は慶応4年4月10日(1868年5月2日)に郡上藩の家老、朝比奈藤兵衛の息子、朝比奈茂吉(当時17歳)が隊長となり結成されました。隊は明治維新の動乱の中、戊辰戦争に派遣され、関東・東北戦線を転戦、塩原や会津若松城では白虎隊とともに戦いました。
連合軍の猛攻にさらされながらも籠城しましたがやがて落城、故郷である郡上藩に帰されましたが、故郷では藩の脱走兵という扱いを受け、罪人として揚屋(牢獄)に押し込められました。揚屋は環境が悪く、病人が続出、その後城下の寺院に移されて釈放されましたが、世間の目が厳しく、多くの隊員は故郷を捨てて、やむなく移住しました。
昭和15年(1940年)凌霜隊士の愛郷と団結の精神を偲び、郡上郡青年団が顕彰碑を建立、現在も慰霊祭が行われています。
今回の慰霊祭では弊社社長の五十嵐が居合道奉納演武を披露させていただきました。
(様子は下の動画からご覧ください。蝉の鳴き声の音量にご注意ください。)
なお、正面を向いて演武するのが正式ですが、顕彰碑に真剣を向けるのははばかられるため、斜めの方向で演武いたしました。
歴史に思いを馳せつつ、披露させていただきました。ありがとうございました。